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KSUコース「人間学」

人間学

『変化の激しい時代において、「人」と「人」の間に入り自ら考え、課題を発見し、チームで解決できる力を身につける』ことを目的に2年次、国際・社会系の生徒を対象に実施しています。
●2023年度より「人間力講座」から名称変更しました
◆人間学のつのステップ◆

STEP 1  自分のことを知ろう。
人間学の目的である『「人」と「人」の間に入る』ために、まずは自己への理解を深めないといけません。自分の得意とすることや苦手とすること、ポジティブな面やネガティブな面。その自分を認識することでより良い自分に成長することができる「心」を育てます。


STEP 2  人は一人では生きていけない。
私たちは社会生活を営むうえで、一人で生きていくことは不可能です。多様性を認めつつ、チームビルディングのた
めのワークを実施することで『協働性』を身につけます。
STEP 2  社会とつながろう。
自分たちの「やりたいこと」「楽しいこと」を主軸に置きながら、他者のニーズに合わせた内容で企画・立案したものを実行する『やりたいこと祭』を実施します。幅広い年代をターゲットに、自分たちが企画した内容を披露して集客を目指す取り組みです。また、実施後に企画のフィードバックを行い、より社会のニーズを意識しながら、企画を再構築していくプロセスを体感することで『問い・気づき』から『主体性』を育みます。
教員コメント
皆さんが生きていく社会は変化のスビードが速く、変動が激しすぎてこれまでの常識が通用しなくなっています。ではどのような人が変化の激しい社会を生き残っていけるのでしょうか。それは、自分の人生を幸せに感じることができ、「自分の人生を自分が選択して行動することができる人」だと思います。人間学講座ではそのような人材を一人でも多く育てることを目指し、受講したすべての生徒が自己のみならず他者の幸福を考えることができるようになってほしいと願っています。
生徒コメント
人間学講座は、自ら考え、課題を発見し、チームでの解決力を身につけるため、自己理解や他者理解を深めていく探究型の授業です。先生方のユニークな授業やクラスでの寸劇発表などを通して、「創造力」や「思考力」などさまざまな力が高められます。私は、人間力講座の受講後、毎回のように「もっと、今の自分をよりよくしたい」と感じました。また、普段はあまり話をする機会がないクラス以外の人たちと仲良くなれたことも大変うれしかったです。これからの社会に必要な人間性を養える授業であり、学んだ力をこれからも活かしていきたいと思います。

人間学の歩み

第1回人間力講座

第1回人間力講座

KSUコース(国際・社会系)の2年次に、2016年度より「人間力講座」を学校設定科目として実施してきました。開講当初はアクティブラーニング・PBL(課題解決型学習)を軸にグローカル人材を育むことを目的に活動されているNPO法人 グローカル人材開発センターの支援を受けて、生徒自らが積極的に考え、周囲とのコミュニケーションを図り行動する力を育むことを目的としてスタートしました。

これまで京都の伝統文化に着目し、生徒たちが調査・研究をして京都の大学生に紹介するプレゼンや、本校の南に位置する島原地域について学ぶフィールドワーク、三条商店街周辺の活性化事業に取り組んでおられる地域の方々と連携をとり、地域活性化事業について提案をするプログラムなどに取り組んできました。
グループワークの様子

グループワークの様子

フィールドワークの様子

フィールドワークの様子

プレゼンテーションの様子

プレゼンテーションの様子

2019年度には下京区や地元企業など10団体と連携し、地域が抱える課題の解決を自分たちの視点で考え、提案する取り組みを行ないました。この取り組みは、2019年度に下京区の「未来を担う!若手奨励表彰」(2019年11月)を受け、「下京区140周年記念誌」(2020年5月発行)に掲載されました。また、2021年度には私学振興賞も受賞しました。
2020年度からは校内に新たに設置した探究科が中心となり、2023年度には「人間力講座」から「人間学講座」に名称を変更し、さらなる飛躍を目指して授業に取り組んでいます。
取材の様子①

取材の様子①

取材の様子②

取材の様子②

取材の様子③

取材の様子③